うつ病にも効く漢方

服用する女性

精神的不安や手足の震えに

抑肝散は精神の荒ぶりや筋肉の緊張状態をほぐす作用をもつ漢方です。主に小児の夜泣きや癇癪に対して処方されていましたが、精神の安定を促すために精神科や心療内科でも処方されています。抑うつ状態や不眠症、興奮状態に対して精神をリラックスさせる効果を期待されています。西洋医学の錠剤などと比べると、漢方というものは副作用が少なく、悩まされている症状にピンポイントで作用するのが特徴です。精神疾患以外に上記の精神的な不調が現れる場合に、依存性がほとんどないという点で抑肝散を処方されることが多いです。例えば認知症による癇癪や興奮、別の病気の治療の影響で引き起こされる抑うつ状態と不眠です。一時的な不調だけを解決したい場合には、抑肝散は実に活用的です。今抑肝散が頻用されている場は、認知症治療です。認知症患者の中には、不眠や不安感、徘徊などの精神異常に悩む人が少なからず存在します。認知症は精神疾患とは一線を画す病気で、西洋医学的な精神安定剤の類を使うと耐性がついてしまい、服用する量を増やし続けなければならないリスクがあります。その点、漢方である抑肝散は依存性も耐性も少ないので、長期の服用に向いています。ただし、他の薬との飲み合わせや体質的な問題もありますので、医師の診断に基づいて処方されます。うつ病は精神的な不調をもたらす諸症状の総称のようなもので、症状の違いによって名称が変わります。例えば、意欲の低下や気分の落ち込みなど抑うつ状態の症状が見られる場合は大うつ病障害、抑うつ状態と躁状態と呼ばれる興奮などの症状が見られる場合は双極性障害などに分けられます。また、うつ病はまだ未解明の部分が多く、一般的なうつと少し対処法が変わる非定型うつ病など、新型うつ病も発表されています。それぞれうつ病の一種ではあるものの、使用する薬剤や効果的とされる治療方法が異なります。これらの病気を患っている人のうち、不眠、躁状態、幻覚・幻聴などの症状がある場合は、抑肝散が処方されることがあります。抑肝散には精神の高ぶりや手足の震えを抑える効果があり、精神科や心療内科の薬物治療にも用いられることがあります。体質的な問題や、他に処方されている薬との飲み合わせの問題もあるため、医師の診断が必要となります。漢方は体の不調を改善するイメージのある薬ですが、精神に働きかける効果のある漢方も多く存在します。中でも抑肝散はうつ病治療に効果的とされています。抑肝散が処方される場合、煎じ薬になっているタイプか、エキスになっているタイプのどちらかになります。